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第一線で活躍する税理士、社会保険労務士、そして各部門のスタッフたちが
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2023.02.07
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証券会社から転職!未経験で税理士事務所を転職先に選んだ理由とは?

証券会社を辞めたいと現在考えているのであれば、なぜ辞めたいのか自身の考えを整理してから辞めることをおすすめします。自分なりに整理したことが、その後の転職先を考える際に役立つことでしょう。
そこで今回は、実際に証券会社から転職をした経験者の話をご紹介します。これからの転職活動の参考にしていただければと思います。

前職の証券会社を辞めたいと感じたのはなぜですか?

証券会社だと全国転勤がつきもの、安定しない

私が就職した証券会社では3年に一度の全国転勤が当たり前でした。転勤は2週間前に辞令が出て、2週間後に転勤先に赴くかたちになります。
会社で用意してある寮に入るか、転勤先に寮がなければ、自分で不動産屋を選び、不動産屋に行き、会社名義で部屋を借りるかたちになります。
家賃の負担がないなど会社の福利厚生が充実していてメリットも感じられます。
しかし、これが3年ターンで続くと生活が安定しないなと感じたのも退職の理由の1つです。
良い方向に考えれば、いろんな土地に行き「心機一転!新鮮な気持ちで仕事ができる」「人間関係をリセットすることができる」「その土地の美味しいご当地グルメが食べられる」など良いメリットもたくさんあります。
ですが、私は地元で仕事をしたいという思いが強く、転勤が必ずあるという部分が受け入れられなかったですね。

お客様に損をさせているような気がするといった罪悪感

入社する前「ノルマはないけど、目標はあるよ。」と人事の方から説明を受けていました。
ですが、実際は目標=ノルマでした(笑)そうだろうなとは思っていたので、そこは問題ではありませんでした。
一番自分自身のなかで疑問に感じたのは、お客様のお金を預かって投資をすると損をさせてしまう場面が多くあり、お客様のために行う提案ではなく、ノルマ達成のための営業になってしまうことでした。
私が行っている仕事は「お客様の役に立っているのか?」と感じることが多くなっていったのです。
自分のノルマを達成するためにお客様に損をさせているような気がするといった罪悪感が、辞めたいという気持ちにつながっていきました。

退職を決めた後、どのような業界へ転職活動していましたか?

証券会社で経験した営業職か税理士業界を見ていました。
営業職は経験したから転職しやすいだろうと考えただけで、私は税理士業界に進みたい気持ちが強かったです。
税理士業界を選んだ理由は、証券会社に勤めている時のお客様が税理士だったことがきっかけです。
その税理士の方の話は、とても興味深く、証券会社の営業では何も身につかない気がしていた自分には、強く印象に残りました。
税理士の方から聞いた内容は、色んな顧問先・経営者がいる、自分だけでは経験できないことが疑似体験できることや、税理士は経営者の相談役となるため、日々悩んでいることを聞くことで、そのお客様にあったかたちでアドバイスをすることが一番の仕事だということでした。
証券会社を辞めるきっかけになったことが解消されるのではないかと感じました。
また、何も身につかないと感じていたスキルについても、専門的なスキルを身につけながら、人と接する仕事ができるのではないかと税理士という仕事に魅力を感じていきました。

税理士事務所のなかから税理士法人松本を選んだのはどうしてですか?

3~4社くらいに応募はしましたが、最初から税理士法人松本に入りたいと思いました(笑)
転職活動時にWebサイトを見て「情熱家であれ!」という画面が最初に出てくるのですが、その言葉のインパクトが強かったからです。
税理士事務所のイメージは小さい規模で高齢な方がやっているイメージがあったので、自分は勢いがありそうな大きい事務所で働きたいという気持ちもありました。
あとは、面接官が最初からオフィス責任者ということもあり、この人と一緒に働いてみたいなと強く思いました。本当に面接では圧倒されましたね。
税理士法人松本は一次面接から二次面接の連絡も早く、内定の連絡も早かったので、転職活動は本当に2週間もかからないくらいで終了しました。

証券会社から未経験で税理士事務所に転職をしてみてどうでしたか?

本当にわけがわからなかった(笑)

入社して最初の印象は本当にわけがわからなかったです。私は簿記も持っていなかったので、
領収書の入力だけでもわからないことだらけでした。仕訳を調べながら業務を覚えていくといったかたちで、あっという間に一日が終わっていきましたね。

入社してしばらくたって見えてきたもの

まだまだわからないことがたくさんあります。同じように未経験で入社した先輩の話を聞くと3年目くらいでやっと見え方が変わってくるとのことでした。
勉強しなければならないことは多いです。仕事をしていると、必ずわからないことが出てくるのでアンテナを張ることが大切です。わからないことをわからないままにしておかないことです。
自分で調べてもわからない部分は先輩に聞くとわかりやすく教えてくれます。税理士法人松本は同年代が多く、私と同じように未経験で入社された方が多いので、気軽に聞きやすい環境でもあります。

やってて楽しい仕事

私は仕訳が並んでいく入力作業が一番好きです。
入力作業のような仕訳1つとっても税務知識が身についていきます。なぜこの仕訳をきるのか、消費税の区分は、など毎日知識がアップデートされていきます。
決算や確定申告は1円でもずれたら大変なことになるため、責任感のある仕事をしていることも私にとっては魅力的です。
また、新規問合せ対応も多くあるため、営業的な仕事もできるのが良いですね。
「知識を身につけていく仕事」と「お客様とコミュニケーションをとる仕事」の両方のバランスがとれている仕事だなと感じています。

税理士事務所で証券会社のスキルが活かせていることはありますか?

業界が違うので、実務はなかなか結びついていないのが実情です。ですが、お客様との打合せの際、投資の話になることがよくあります。
投資について詳しく知りたいという経営者の方も多く「はじめて購入するのはどんな銘柄がいいのか」「これから上がるのはどんな銘柄か」などアイスブレイクのようなかたちでお客様とコミュニケーションをとることが出来るのは、証券会社での知識が活かせていると思います。
先輩の税務知識にはまだまだ追いつけないため、その部分については、他の方にはない自分自身の強みになる部分かなと感じています。

まとめ

証券会社からの転職を考え始めたら、まずは退職したい理由を自分なりに整理してみましょう。そうすることで、あなたに合う業界が見えてくるはずです。
今回インタビューした方は、証券会社から税理士事務所へ転職を考えた方は、税理士業界で働きたいという気持ちが強かったのですが、さまざまな業界がありますので、あなたに合った転職先を選んでください。
そのうえで税理士業界に転職したいと思ったら、税理士法人松本も候補の1つに選んでいただけますと嬉しく思います。
税理士法人松本は業界未経験の方が多く入社されています。未経験で入社した先輩がいるからこそ、何につまづいているのか、何がわからないのか同じ目線に立ちサポートすることができる環境です。未経験から税理士事務所へ転職を検討している方向けのSpeaker Deckも公開しておりますので、ご興味のある方はぜひ閲覧いただければと思います。

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