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第一線で活躍する税理士、社会保険労務士、そして各部門のスタッフたちが
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2023.04.13
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未経験で初めて税理士事務所で働いてみたいと思った方へ

税理士事務所で働いてみたいけど、こんなお悩みを抱えてはいませんか?
「どのような仕事内容なんだろう」「税理士業界の給料や待遇はどんなかんじなんだろう」「税理士事務所で働くには簿記の資格が必須なんだろうか」「自分には、この仕事の適性はあるのかな」「働きながら税理士資格を取ることはできるのかな」「どんな税理士事務所に転職するのがいいのかな」「税理士業界の将来性はどうなんだろう」
税理士業界への就職・転職を考えたとき、具体的なイメージがわかないことも多いのではないでしょうか。
ここでは税理士業務の就職・転職について解説しています。
税理士業界の大変な面や意外と知られていないやりがいについても解説しています。

税理士事務所と税理士法人の違いとは?

まず基本的なところから解説していきましょう。
税理士事務所を経営するためには、国家資格である税理士を有する者が1人以上必要になります。細かいことを言うと、税理士という国家資格は資格を取得し、税理士会に登録してはじめて活動することが許可されます。
税理士に登録するためには、大きく分けて3つあります。
①試験に合格する
②一定の条件で税理士試験を免除される
③弁護士または公認会計士
という条件です。
①の試験に合格するというのはわかりやすいですよね。一方で②の免除はどうでしょうか。これは、税務署に一定期間以上勤務すると試験科目が免除される制度です。例えば、税務署に長く勤めたため試験を免除され、その後独立開業した税理士を「国税OB」と呼んだりします。
③は弁護士または公認会計士の資格があれば、税理士登録できるという仕組みです。
税理士になるにはこのようにいく通りかの方法があります。
どのような経路であれ、登録している税理士が1名で個人事業主として開業している事務所のことを「税理士事務所」と呼びます。
税理士事務所の約95%は所長先生1名、社員1名、パートさん2~3名のような5名以下の事務所です。
個人の事務所を法人化したのが「税理士法人」です。現在、税理士法人は全国に4,844事務所(令和5年3月末現在)あり、税理士法人には2人以上の税理士登録が必要になりますので、個人事務所よりも規模が大きく、10名規模の事務所から1,000名を超える大規模税理士法人もあります。規模が大きい事務所はおおよそ「税理士法人」と覚えていただければ問題はないでしょう。

一般企業の経理職と税理士事務所は何が違うの?

税理士業界の就職・転職を検討する場合に比較としてよく検討されるのが、一般企業の経理職です。同じように経理の仕事を行うなら仕事内容も似たようなものではないかと思われがちですが、仕事内容は全くの別物です。
一般企業の経理職は一つの業界の一つの会社の経理しか取り扱いません。美容室の経理職なら美容業界のみの経理。建設会社の経理職なら建設業界のみの経理になります。
これに対して、税理士事務所はあらゆる業界の経理を取り扱うことになります。(税理士事務所によっては業種を医療業界のみに絞っている税理士事務所なども存在します。)
そのため、税理士事務所では同じ経理でも幅広い知識が求められます。加えて、一般企業の経理職であれば、社内ルールに沿った経理方法を習得すれば問題ありませんが、税理士事務所は契約しているお客様企業の経理から申告まで幅広く取り扱うことになります。経理だけではなく税法や会計の知識を習得する必要がありますので、ここが経理職との大きな違いとなっています。
次に大きな違いの1つが、お客様の存在です。企業の経理であれば、社内処理にミスがあっても最終的に社内で帳尻を合わせれば済みますが、税理士事務所の場合は契約しているお客様がいます。そのため、原則としてミスは許されなくなりますし、仮に失敗をすればお客様に対する説明責任や契約を解除されるリスクもあります。
さらに、お客様がいるということは、そのお客様とのコミュニケーションを取る必要があるということも企業の経理とは大きな違いです。
企業の経理職をしていれば、社内コミュニケーションのみで済みますが、税理士事務所の場合は社外のお客様(経営者)とのコミュニケーションが求められます。
つまり、中小企業の経営者と円滑にやり取りができるコミュニケーション能力が求められます。
また、税理士事務所では経理処理だけをしていればよいわけではなく、税法や会計に則った適正な会計処理にすることや資金繰りの相談、経営・人事に関する相談も受けることが多くあります。
企業の経理職と比較すると、より深く、より広い範囲の知識やスキルが求められることとなり、
これを大変だなと思うか、成長できる環境だと思うかはあなた次第です。

税理士業務の魅力について

当社の代表である松本崇宏は、生まれ変わっても税理士になりたいと思うくらい素敵な仕事であると日々言っています。
代表の松本がよく言う税理士業の魅力として、まず、お金に関する税金についての知識がつくため、自分自身も損をせずに賢く生きていくことができます。仕事を通じて成長ができる最高の仕事です。
大手BIG4以外の税理士事務所は、日本の90%を超える中小零細企業の社長がおもなお客様です。経理だけではなく社長と直接会えるのはすごいことです。一見の営業では会えない環境が税理士事務所には当たり前のようにある環境です。
一般的に経営者は経験、人脈が豊富な方が多いですよね。借入の経験、雇用の経験、好業績、衰退時など顧問先の会社や経営者を通じて経営の疑似体験をすることができます。
社長も「人」なので、優しい人もいれば、厳しい人もいます。良いものは吸収し、ダメなものは反面教師とすることができます。そのリアルな経験を積めることが税理士業の最大の魅力です。
税理士業界は、税理士の資格を持っていようがいまいが、外からは「先生」と言われる特殊な業界です。つまり、先生と言われるだけの役務提供内容や経験に裏付けられる説得力が必要です。そして、この専門知識等を報酬に変えていける仕事です。だから、税理士事務所のスタッフは必死に勉強をしています。
もちろん、専門知識だけではダメで、お客様が必要としているニーズを聞き出すヒアリング能力や、安心して対話することができるコミュニケーション能力、もしくは内勤としての処理の正確性やスピードなどが求められます。
このように、積極的にアンテナを立てて仕事に向き合っていると、技術面、考え方などが成長していることに気が付くと思います。
そして、お客様から報酬をいただいた上に「ありがとう」と言ってもらえる素敵な仕事です。

まとめ

税理士事務所の仕事のやりがいはいかがでしたでしょうか。日々勉強しなければならないため、大変なことはもちろんたくさんあります。大変なことがあるからこそ人の役に立ち、社会貢献できているやりがいを感じることができる素敵な仕事です。
また、私たちは中規模以上の税理士法人を営んでいる責任として、自社のみならず、業界全体が日本にとって必要で、魅力溢れる業界にし続けていく必要があると感じております。
税理士が中小零細企業を元気にサポートしていく。そして、日本が元気になっていく。そんな使命も大切だと感じております。
私たちと一緒に「ありがとう」と「笑顔」溢れる会社を一緒に作っていきましょう。
税理士法人松本では、未経験から税理士事務所へ転職を検討している方向けのSpeaker Deckも公開しておりますので、ご興味のある方はぜひ閲覧いただければと思います。

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