保険会社から転職を考えたタイミングと実際に転職活動をしてみて
保険会社の営業は、成果主義である場合が多いため、高収入を得られることからか、大学生が就職したいランキングでも上位を占めています。
一方、新卒で就職したは良いものの、ノルマ達成のプレッシャーが強く、入社して1年目から転職したいと考える方も多いようです。
そこで今回は、保険会社から税理士事務所に転職した先輩の体験談をご紹介します。保険会社から転職する際のご参考にしていただければと思います。
目次
保険会社から転職を考え出したのはどのようなタイミングですか?
新型コロナウイルスが流行し、政府から緊急事態宣言が出されたタイミングです。緊急事態宣言前までは飛び込み営業がメインでしたが、それが禁止になりました。在宅勤務に切り替わり、これまでのように紹介がもらえないようになりました。
飛び込み営業のときは、近所の人などを紹介してもらっていたので、効率的に営業ができていました。収入も減少していき、月収が8万くらいになっていました。
責任者からも辞めたらどうかと言われ、お客様と話をする営業が好きだったので、同じ営業職で転職活動を始めました。
実際の転職活動はどのような状況でしたか?
転職サイトをみて実際に応募したのは2~3社ほどです。選んでいた業界としては「お金の知識で役に立てる仕事」です。お金の知識を活かした仕事をしたいと思ったきっかけは、ファイナンシャルプランナー(FP)の勉強をしていて、世の中には「知っていたら得すること」「知らないと損すること」があって、それをお客様に伝えることで、お客様がお金に困らないようになればいいなと考えていたからなんです。仕事を通じて、お金の知識をたくさんの人に伝えていきたいです。そのなかで目に止まったのが、税理士業界でした。
税理士事務所の面接を受けてどのように感じましたか?
会社は大きくなればなるほど売上や利益を意識していきますが、税理士法人松本のサイトには人が一番と書いていたところに惹かれて応募したのを覚えています。
実際の面接では、ありのままの自分を見てくれるんだなと感じました。面接官の方も私に対して思ったこと、感じたことをきちんと伝えてくれました。
今まで面接に行った会社は、履歴書や職務経歴書に記載している内容を評価してくれました。
当時の私のなかでビジョンがあり、それを面接の場で伝えると、人としてはそれではダメだと
言われ、自分が未熟だと思っていた部分をズバリ指摘されました。
指摘はされましたが、これまで私がやってきたことはすごく評価してくれました。良い部分もダメな部分も受け入れてくれる会社なんだなと感じました。
保険会社から未経験で税理士事務所に転職をしてみてどうですか?
仕事は大変で責任を感じる部分がとても多いです。面接の場でも言われましたが、相当な覚悟をもってやらなければならないなと改めて感じています。
ですが、自分が勉強して習得したことをお客様に貢献することで、お客様がとても喜んでくれ感謝してくれます。これが一番のやりがいになっていますね。
税理士事務所は会計や税金にまつわる知識を網羅的に習得していくことが必要とされますが、この知識は習得すればするほど、お客様に貢献していくことができるため、自分のなかで良い循環になっていきます。
また、会計や税金の知識は自分自身の生活にも役立てることができるため、自分が納める税金の節税対策や家計状況の改善を行うこともメリットの1つですね。
あとは、経済ニュースや世の中の動きにもアンテナを張っているので、今まではわからなかったニュースの内容も理解できるようになってきています。
気持ちとしては自分はまだまだ勉強は必要だと思っていますが、これから入社してくる人に背中を見せながら、大阪オフィスを引っ張っていこうと考えています。
保険会社と税理士事務所の違いを改めて教えてください
保険会社は歩合制でしたので、その点にやりがいを感じていました。
税理士法人松本は飛び込み営業がなく、お客様からの紹介が7割以上、Webからの問い合わせが3割ないくらいなので、そこから契約に至ったお客様はインセンティブがありません。ですが、そこに不満は感じていないですね。裏を返すと保険会社のようにノルマがないので、働く側としては気持ちがラクです。ノルマはありませんが、各オフィスごとに年度目標はあるので、みんなで目標達成に向けてどのように取り組んでいくか話し合いをしています。税理士の仕事は期限がある仕事なので、仲間と一緒にフォローしながら業務に取り組むことが大事であることを実感しています。
それと、うちは福利厚生が充実しているのが有難いですね。前職の保険会社は入社すぐの人はあまり福利厚生が充実しておらず、売上ランクが上の人は福利厚生が優遇され、充実していました。入社してすぐの人も同じように利用できる福利厚生制度があるのは、いいなと思います。
前職のスキルが転職先で役立ったものはありますか?
ファイナンシャルプランナー(FP)を取得していたので、お客様から社会保険制度や保険のことを聞かれたときに活かすことができました。
ファイナンシャルプランナーの資格は社会保険・公的年金などのライフプランの分野、所得税・住民税・法人税、消費税の税金の分野、株式から債券・投資信託・外貨預金など金融資産運用分野、生命保険や損害保険の分野、不動産の分野、相続、事業承継の分野が広く浅く学べます。
この資格は取得して損はないと思います。
あと役に立っているなと感じるのは、コミュニケーションスキルです。飛び込み営業をしていたせいか知らない人と話すことには慣れていたので、新規のお客様対応に役立っています。
まとめ
保険会社は大学生が就職したいランキングでも上位を占めている就職先です。入社後、頑張れば頑張った分給与が上がる方もいれば、環境の影響やノルマの達成有無で歩合給制が良い方向に向かないこともあります。
保険業界からの転職を検討している方は、転職先に何を求めているのか、自分がやりたいことがなにかをよく考え、転職先を検討してみるとよいでしょう。
また、条件や福利厚生だけではなく、誰と働くのか、どんな人たちと働くのかも重要なポイントです。面接時に現場の方と話す機会を設けてもらうなど、自分が頑張れる環境で働けるとよいですね。
税理士法人松本は保険会社から転職された方も入社されています。同じ前職の先輩がいるからこそ、分かり合えることができ、同じ目線でサポートしてくれることでしょう。
未経験から税理士事務所へ転職を検討している方向けのSpeaker Deckも公開しておりますので、ご興味のある方はぜひ閲覧いただければと思います。
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